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2016年5月 2日 (月)

北海道スキー旅 Day-3 北峰1719

Dsc01176

おはようございます。

4:30、隣の菊池さんチームのキャンプ場を発つ車の音に目覚める。

しばらく間を置き、バンガロー泊の山スキーヤー3人パーティの車も出発していく。

うむ、そろそろシュラフから出るか。

まずは湯を沸かしながら天気予報チェック。

ん?今日は終日晴天のはずだったのに午前快晴〜午後曇りになっている。

青空の広がっているうちにピークを踏んでおきたい。

あまりのんびりはしていられないな。

今回の旅で朝飯の定番メニューとなる“ちくわパンとレーズンバターロール1個”をコーヒーで腹に流し込む。

さて、出発。

スキーを担ぎ、えっちらおっちら自転車を漕いで利尻北麓野営場を目指す。

白馬猿倉線の自転車アプローチと比べたら屁みたいなものだ。

6:00 、利尻北麓野営場よりハイクスタート。

序盤は樹林帯の緩斜面。

トレースを辿りながら樹林帯をぐねぐねと登っていく。

Dsc01178

樹林帯の中間部で菊池さんパーティらしき2人を追い越し、樹林帯を抜けたところでバンガロー泊の3人パーティに追い付く。

正面に見えるのが長官山。

真ん中尾根の、向かって右側が右俣、左側が左俣。

Dsc01179

開けた場所にテントが2張りあった。

Dsc01181
長官山へのアプローチは尾根を登るわけでなく、左俣でも右俣でも沢の中を登り易いとこから取り付けばよいとのこと。
先行トレースは左俣にも右俣にもあったが、なんとなく右俣側を選ぶ。

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長官山右俣の全景。
奥左手が長官山ピーク。
先行トレースを辿り、右手の日当りの良い斜面を登る。
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前方にボードを背負った3人パーティの姿が見えた。稜線手前で追い付く。
1人は昨日の登山口偵察に行った時に会った帯広のスプリットボーダーさん。
仲間の2人は先ほどのテントの方々。
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テント泊の道内チーム。
この方は帯広のスプリットボーダーさんの師匠にして利尻マイスターなのだそうです。
Dsc01189
直登で登り上げて行くが、稜線まであと3〜4歩ってところでアイスバーンになりシールがスリップして登れず。
やむなく右足のみクトー装着し、稜線に乗り上げた。
右俣斜面には昨日のシュプールが目に入った。
吹き溜まりはパウダーだったようでシュプールにはスプレーの痕跡があった...ぐぬぬ。
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長官山直下まではシール+クトーでハイク。
最後の急登でアイゼンに切り替えて、ここからはシートラーゲン。
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長官山尾根からの利尻山山頂の展望。
山頂には登山者らしき人影も確認できた。
Dsc01199
9:25、長官山に到着。
前方に避難小屋が見えた。
正面の大斜面が本日滑走予定のピーク直下からの北東面スロープ。
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避難小屋から標高1400m位まではシール+クトーで頑張れそうな斜度だったがアイゼンを外すのが面倒だったのでシートラのまま直登した。
雪面は硬く、アイゼンが良く効きて、登り易かった。
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標高1400m付近より振り返る。
蒼い海に浮かぶ礼文島が印象的。
鴛泊港とペシ岬も見える。
と、そんな風景を撮影していたら、、、
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俺の後方を歩いていた単独行のお姉さんが
ニカッっと笑いながら、手を振ってポーズww
別にお姉さんを狙って撮影してたわけではないのにw
めっちゃ明るいおネエさん
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利尻山 西斜面を上から覗く。
トビウシナイ川の源頭になるのかな?
機会があれば、この谷も滑ってみたい。
ボトムはどこまで雪が繋がっているのだろう?
雪が切れた場所から道路までは薮地獄なのかな。。
Dsc01219
避難小屋〜利尻山直下までは、赤いウエアの兄さん・ニカッと笑うお姉さん・俺
の単独行3人がひと塊になってピークを目指す。
Img_2192
いよいよ山頂直下。
シュカブラの急斜面を登る。
今日はカチカチの氷壁を前提に、アイゼンはアルミでなしにクロモリの爪の長いヤツを履いている。ザックは重かったがキックステップが気持ち良くキマる。
シュカブラに覆われたガリー内はウィペットのピックを刺しながら直登。
シュカブラの下はカチカチに氷化してた。
Dsc01230
やがて斜度が緩み、北峰が目と鼻の先に見えた。
雪をまとったロウソク岩がお出迎え。
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11:10、利尻山北峰1719mに登頂!
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ハーイ!
ウミガ トッテモ トッテモ キレデース!
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利尻山は全方位そそられる斜面ばかり。
北斜面のオチウシナイ沢アフトロマナイ沢 、NHK特番で放送された厳冬期滑降の舞台となった斜面
ここもそそられる。
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北峰ピークでは単独行3人同士で写真を撮り合あったり、絶景を堪能。
そのうちにお姉さんは「せっかくだから南峰1721mまでいっちゃおうかなぁ〜」
と言って南峰に向っていった。
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雪壁をよいこらしょと 登り上げ
利尻山南峰1721mからこちらに向かって大きく手を振る。
「かっけー
とても素敵です。
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さて、さっきまで青だった空の色がちょっと白く霞気味になってきた。
やばいやばい、曇ったら全て台無し。
そろそろ滑走しなきゃ。
利尻山ピークドロップのトップバッターは北峰で長い時間 緩み待ちをしていたテレマーカーさん。←俺はこの方のトレースをずっと追ってきていた。
Img_2202
続いて俺
利尻山北東面ピークドロップ 行きま〜す!
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出だしはガリガリのアイスバーン。
ターンの都度にガガガガガッ!!!!っと振動が脚にくる。
標高差200mほど落とした所で脚がパンパンになり、スキーヤーズレフトの尾根に逃げて一旦停止。
そこにはハイク中の 菊池さんチーム、バンガロー泊3人パーティ、利尻マイスターチームがいて
「おお、海抜0m!」(←自転車アプローチした俺の呼び名)
と菊池さんから声が掛った。
みんなの注目の的となる中、仕切り直して再度滑降スタート!
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2ピッチ目は全くガリガリ感なく、なんとパウダー!の感触さえも。
標高が落ちるに従いシャウダー。
とても良く板が走る。
豊漁沢に向けて標高1100m付近まで落とし
滑走終了地点より斜面を見上げ雄叫びを上げた。
今シーズンの集大成とも言える納得のターンが出来て大満足。 最高!
ここからは一旦シールを装着して長官山まで登り返し。
ちば山の会の菊池さんの利尻山滑走のレポートはこちら
Dsc01270
長官山からは右俣源頭ど真ん中をドロップ。
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出だしはカチカチの急斜面
様子を見つつ慎重ターンで岩の間を抜けると雪が緩みグッドシャウダーに!
ここも気持ち良くターンが出来た。
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右俣下部の日射面は極上フィルムクラストが形成されていた。
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デザートの天然パイプは当て込み天国。
やがて礼文島に向けて滑走していくと樹林帯に吸い込まれる。
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13:00、利尻北麓野営場に無事下山。
今回の北海道スキー旅の運を今日1日で全部使い果たしたと思えるほどの(実際にそうだったけど..)とても満足度の高い登高&滑降だった。
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13:15、ゆーにのマイホームに帰還して乾杯!
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昼寝をしてから買い出しついでにポタリング。
15時を過ぎると完全な曇り空となり風もでてきた。
山もフラットライト化している。
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鴛泊のスーパー巡りをして、ほっけの開きをひとつ買った。
他の食材と酒は昨日同様セイコマで購入。
テントに戻ると同時に雨が降ってきたので、キャンプ場内にあるBBQ用の東屋にてヒトリ晩飯。
ほっけの開きはホクホクで旨かった。
十分に飲んで食って風呂(利尻富士温泉保養施設 ¥500)に行く。
キャンプ場の隣なので歩いていける。←なかなか良い感じの風呂です。
温泉保養施設内の食堂で菊池さんチームとバンガロー泊3人パーティが生ビール飲みながら盛り上がっていた。
なーんだ、みんなここにいたのか。
俺もヒトリで飲んでないで最初から混ぜてもらえば良かった..(残念)
で、俺も加わって「今日は本当に最高だったね〜」と、みんなで昼間の思い出にふけりながら盛り上がる。
おやすみなさい

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コメント

楽しく読ませて頂きました。
オチウシナイ沢とされている山頂からの写真ですが、この写真の沢はアフトロマナイ沢ですね。
オチウシナイはもう一つ左手の沢です。
お節介ながら…

ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
もう2年前の出来事ですが、降雪と好天に恵まれた素晴らしいコンディションの中、自分らしさを発揮できた山行でした。一生の思い出です。

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